~足裏センサー~
こんにちは!
ファーストクラストレーナーズの安田涼です!今年は例年よりも早く梅雨入りして、外出自粛も重なっていますので運動不足になっていませんか?
当社のパーソナルトレーニングはFIFA公認の人工芝を敷設した室内で、裸足でトレーニングをお受けいただくという特徴があります。本日はその効果についてお話いたします。
私は物心ついた頃からサッカーを始め、現在ではパーソナルトレーナーを本業とする傍ら少年サッカーのコーチとしても活動しています。
今でも数あるスポーツの中でサッカーが最も好きなスポーツですので、サッカーを例に「裸足トレーニング」を考えてみましょう!
サッカーの世界の競技人口は、2億6千万人とも言われています。
このように世界中で愛されているサッカーですが、日本の世界ランキングをご存知でしょうか?
FIFA(国際サッカー連盟)に加入している国と地域は211に上ります。
その中で、日本の世界ランキングは27位です。
中田英寿選手や宮本恒靖選手らが活躍した2002年に行われた日韓ワールドカップ時、日本の順位では35位でした。
それから20年近く経過し、日本のサッカーレベルは着実に順位をあげていることになります。
当時は珍しかった「海外組」と呼ばれる日本以外のプロリーグで活躍する選手が、今では当たり前になったことも、日本人のサッカーレベルが各段に向上していることを表しています。
その中でも特に、スペイン・イングランド・イタリアといったヨーロッパのリーグは世界最高峰の舞台です。
そんな世界中のトッププレーヤーが集まるヨーロッパリーグですが、選手の出身国で最も多い国はどこだと思いますか?
それは「ブラジル」です。
ブラジルがサッカー大国だということは多くの方のイメージにもあることかもしれません。
サッカーのワールドカップは今まで21回開催され、ブラジルは歴代最多の5回の優勝をほこります。
サッカーの神様といわれたペレ、日本人にも馴染みの深いジーコ、闘将と呼ばれたドゥンガ、他にもロナウドやロナウジーニョ、カカーなど枚挙にいとまがありません。
では、なぜサッカーで活躍する選手にブラジル出身の人が多いのでしょうか?
私が考える理由は大きく3つです。
①経済的な格差が大きいため、幼少時代から職業の選択肢が限られていること。サッカーで成功すると、多額の報酬を得られ国民的ヒーローになれる。
②サッカーはブラジルの国技ともいえるスポーツです。総人口の2億1千万人に対し、その競技人口が1億3千万人と人口の6割がサッカーをしているということ。ちなみに、日本のサッカー人口は約4千万人と言われています。
③幼少期から常日頃、裸足でサッカーをプレーしていること。
どの理由もブラジル人サッカー選手の競技力に寄与していると思われますが、私はこの③を見過ごすことはできません。
裸足でプレーをすることで、自分の足とボールとの距離感、身体の重心、無駄な力を入れずに身体をコントロールする感覚等を、足の裏を通じて養うことができます。
裸足でサッカーをするということ自体、日本ではなかなか考えられることではありません。
そもそもそれ以前に、日常的に裸足で何かしらの動作を行うこと自体が、現在のライフスタイルではほぼ皆無となっています。
現在、家に畳の部屋が無いという方も多いのではないでしょうか。外出する際にはファッションを重視するあまり自分の足の形状に合わないシューズを履いたり、ハイヒールを履いたりすることで足の形状を崩してしまっている方も散見されます。
革靴やハイヒールを脱いだ時、足に解放感を感じると同時に、気持ちもホッとしませんか?
これには理由があります。
足の裏には約20万個の固有受容器(センサーの役割)があると言われています。
これは人体において脳に次ぐ多さです。
この固有受容器が地面からの情報を脳に伝達し、脳からのフィードバックによって身体のバランスをとり動きをコントロールしています。
普段から靴下を履き、クッション性に優れた靴を着用することで、足の裏から得られる情報を遮断してしまっているのです。地面の硬さや温度、質感、傾斜といった情報に鈍くなってしまうのです。
つまり、足の裏と脳は連携して身体をコントロールしています。自分に足に合わないシューズを履くということは、この身体の感覚を微妙に狂わせてしまうために、シューズを脱いだ時に脳もリラックスを感じるのではないでしょうか。
ケガをしにくい身体を作ったり、よりターゲットとなる筋肉に重りを効かせたりするためには、脳から筋肉へ適切な信号を送らなければなりません。
そのためには、足の裏からの情報をキャッチすることがとても大切なのです。
ブラジルのサッカー少年達は、幼い頃からそのような感覚を訓練し、体の動きを鍛錬してきたのでしょう。それが高度な技術やパフォーマンスにつながっていることは間違い無いと私は考えます。
「ヒトの機能は使えば向上し、使わなければ低下する」
これはトレーニングの原理原則「ルーの法則」と呼ばれる法則で、年齢は関係ないとされています。
つまり、人の機能は使うことで何歳からでも鍛えることができるということです。
マッサージに行ってもとれない疲れ、慢性的な痛み、身体の歪み、こういったことは足の裏への感覚入力で改善をすることが期待できると考えます。
また、その上で筋肉をつけていくことが、より健康的な身体へと導くことは明らかです。
ファーストクラストレーナーズでは、多くの店舗に人工芝を敷いております。これまでお話したように、固有受容器に良い刺激をおくることで、トレーニング効果を上げることは理にかなっていることになります。
人工芝の上で裸足でのファンクショナルトレーニングは、足裏からの刺激がトレーニングの効果を最大限に高め、全身を強化するために考えられたものなのです。
もちろん、フリーウェイトやマシンを使ったトレーニングを行う際には、ケガの予防という観点からシューズを履くことをお勧めしております。
しかし、そういった場合は5本指ソックスを履くことで固有受容器を活性化させることを推奨しております。
是非、一度体験レッスンへお越しください!
株式会社ファーストクラストレーナーズ
安田涼