皆さん、こんにちは!
ファーストクラストレーナーズ神戸です!
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●超高齢化者社会
さて、日本は世界でも類を見ない超高齢社会を迎えています。
65才以上の人口が、全人口に対し7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」と定義されています。
日本は1970年に高齢化社会へと突入し、1994年に高齢社会に、2007年に超高齢社会へと突入しています。
2025年には65%以上の人口が約30%、2060年には約40%に達すると予測されています。
これまでと大きく人口動態が変化していくなかで、医療・福祉の分野においては様々な課題が挙げられています。
そういった社会において、なるべく長く自分の足で歩き、自分自身で食事を摂り、自律して生活を送るということが非常に重要になっていくと考えます。
そのためには、40代・50代の頃から生活習慣病を予防することがとても大切です。
●サルコペニアとは
皆さんは「サルコペニア」という言葉を聞いたことがありますか?
サルコぺニアは「加齢による筋肉量の減少および筋力の低下」のことを指します。
2016年10月に国際疾病分類にて登録されたため、現在では疾患のひとつとして位置づけられています。
立つ・歩くなどといった日常生活の動作に影響があり、転倒のリスクが向上したり、介護の必要性が生じたりと、今後社会的に非常に大きな課題となり得ます。
サルコペニアは高齢者の15%程度が該当すると考えられています。
また、加齢に伴い増加し、女性よりも男性の方が罹患しやすいことがわかっています。
サルコペニアは「筋力」「機能」「筋肉量」を総合的に判断し、医師がその診断をくだします。
・筋力:握力(男性<28kg、女性<18kg)
・機能:歩行速度(1m/s)・椅子からの立ち上がり運動など
・筋肉量:インピーダンス法(体組成計による測定)
これらが判断材料となります。
しかし、加齢が主たる原因ではありますが、筋肉量の減少を防ぐことがサルコペニアを予防することにつながります。
●糖尿病
毎年11月14日は世界糖尿病dayです。
日本国内において急増している疾患の1つに「糖尿病」が挙げられます。
糖尿病は放置すると網膜症や腎症、神経障害などの合併症を引き起こすリスクがあります。
また、脳卒中や心疾患の発症を促進することもわかっています。
・1型糖尿病
・2型糖尿病
・妊娠糖尿病
・その他
の4つに大別されますが、生活習慣病としては2型糖尿病がそれに分類されます。
平成9年に厚生労働省が行った調査によれば、当時の糖尿病患者・予備軍を合わせた人数は1,370万人と推計されています。
・加齢
・家族歴(遺伝的要素)
・肥満
・身体活動量の低下
・耐糖能異常
などがその原因として挙げられ、やはり運動不足の生活習慣を見直すことが最も大切です。
これは、脳血管障害や心疾患の予防にもつながり、筋肉量の低下を防ぎフレイルの予防にもつながります。
※糖尿病は疾患名です。その判断は医師のみ行うことができます。服薬・運動療法・食事療法を含む治療方針については医師の判断を仰いでください。
そんなフレイルと糖尿病の関係を明らかにした実験があります。
2022年9月、順天堂大学より発表されました。
「高齢男性では糖尿病予備軍の段階からサルコペニアのリスクが増大」
という発表です(プレスリリースはこちら)。
・65才~84才の男女1,629名が対象(男性687名、女性942名)
・男性においては、2型糖尿病と診断に至る前段階でもサルコペニアの有病率が上昇する
・低BMI・高体脂肪率もサルコペニアのリスクとなる
つまり、糖尿病を予防するために生活習慣はサルコペニアの予防にもつながる、ということが言えます。
●身体に適切な負荷をあたえること
「2型糖尿病の人を対象とした運動プログラム」が、厚生労働省から発表されています。
それによれば、まずは軽いウォーキング運動からはじめ、その上で適度に筋力トレーニングをプラスしていくことが推奨されています。
ウォーキングを屋外で行うことは、日光を浴びることで体内でビタミンDの生成が行われ、骨を強化することにもつながります(骨についてはこちらの記事をご覧ください)。
そして、筋力トレーニングは体内で糖を主なエネルギー源とします。
また耐糖能を改善することがわかっているため、糖尿病の予防には効果的であると考えられます。
しかし、糖尿病とあわせて高血圧や高脂血症などの疾患を有している場合もあるため、みやみやたらと負荷(重り)を使えば良いというわけではありません。
やはり、個人の体力・体調に合わせた種目の選択や負荷をかけることが、体質改善へとつながります。
私たちファーストクラストレーナーズでは、よりお客様の健康を長くサポートできる存在でありたいと願っています。
短期的に強い食事制限をかけ、ハードなトレーニングにより減量をすることが必要な場合もあると思います。
しかし、40才を超え筋力が低下し始める年齢に差しかかれば、より健康的に毎日を過ごすために、より長く社会で活躍するために、そのためにトレーニングを継続することこそが重要であると考えます。
治療中の方は医師の指示のもと、私たちと一緒に運動を始めてみませんか?
もちろん、これからも長く健康でいたいという皆さまのお越しをぜひお待ちしております。
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